ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

デウスエクスマキナの評価

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6/4/5 ファンファーレ このバトル中、自分のリーダーは、「自分がアーティファクト・カードをプレイするたび、自分のPPを1回復」と、「自分のターン終了時、共鳴 状態なら、手札をすべて捨て、カードを6枚引く」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない

 

  評価… A(S~Dの5段階評価)→S

 

 新弾評価第一弾は新クラスネメシスの新レジェンドであるデウスエクスマキナです。

 

 いきなり企画倒れで申し訳ないのですが、このカードの評価は本当は現時点で行うべきではありません。あまりにも不確定な要素が多すぎるからです。

アーティファクトカードは12月5日現在一枚しか紹介されていませんし、そもそもネメシスというクラスのどのようなアーキタイプが強いのかも全くの未知数です。

なので、この評価は現時点の暫定的な評価となってしまうことをご了承ください(そもそも新弾評価という物自体全カードが発表されてからでないと環境全体を見渡した総合的な評価をつけることは難しいのですが…)

 

 さて、このカードは、6/4/5という5コスト標準のスタッツでありながら、コスト踏み倒し効果と強力なドロー効果を持っています。

前者の効果はアーティファクトカードのコストを永続で-1する効果に読み替えられます。アーティファクトカードがどのくらいの種類があるのかは現時点ではわかりませんが、

 

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アナライズアーティファクトであれば0コストになり、PP、手札を失うことなく展開することが可能です。

 後者のドロー効果は他のドローカードや山札操作カードを利用すれば毎ターン起動することすらできます。低コストのカードや直接打点カードを多く積んだデッキとの相性は抜群だといえます。

 6枚ドローというのは一枚のカードで行えるドロー枚数としては破格であり、これだけの枚数のカードを簡単な条件で永続的にドローすることができるというのは凄まじい効果であるといえるでしょう

 

 しかし、このカードの弱い点として、次の3つが挙げられます

 

  ① 直接的な盤面に与えられる影響が小さい

   このカード自体は6/4/5で強力な能力持ちとしては悪くないサイズを持っているものの、進化無しでフォロワー除去できるわけでも追加でワイトが2体沸いてくるわけでもありません。

大量ドローは偉いのですが、ドローしたカードをどう使って勝つかまで考えておかないと片手落ちです。

カラボスのような永続バーンを持っているわけでもありません。デウスエクスマキナのドロー効果を一番素直に活かせるアグロネメシスやバーンネメシスを組みたいなら、カラボスヴァンパイアという似た能力でより殺意に溢れたアーキタイプが存在します。

手札にアナライズアーティファクトがあればデウスエクスマキナを出したターンに同時に展開することが可能ですが、一度デッキに埋めたカードを引き入れる必要があります。そうそう安定する動きかというと現時点では疑問です。

 

  ② 手札破棄&ドロー効果が強制である

   アグロ、バーンデッキ以外での大量ドローの使い道としてなんらかのコンボデッキが考えられますが、共鳴効果を発動してしまうとコンボパーツも破棄して手札をリフレッシュしてしまいます。手札破棄自体がメリットとなるコンボとして冥府がありますが、間の悪いことに時空転生実装と同時にスタン落ちしてしまいます。

また、あまりにもドロー能力が高いことによりライブラリアウトが懸念されます。継戦能力の高いミッドレンジ、コントロールデッキにドローエンジンとして採用する場合は現実的に死神対策を考えておく必要がありそうです。

 

  ③ 依存しきった構築になりやすい

   デウスエクスマキナの能力に頼って低コストのカードを大量に詰め込んだりすると、引けなかった時の手札切れが多くなりそうです。また、1つ目の効果を十全に活かすためにはアーティファクトカードをデッキに混ぜるカードを積む必要があり、結果的にデウスエクスマキナ自体へアクセスできる確率が下がってしまいます。

また、重複しないリーダー付与能力の共通の弱点として、2枚目以降が腐りやすいです。現状リーダーに付与された能力を解除する手段は存在しないので6/4/5バニラとなってしまいます。デウスエクスマキナ自身の能力で不要札は処理できるので大きな問題にはなりにくいものの、考慮すべきだとは思います。

 

 

 これらの問題があるので、現時点の情報のみでは少し運用に工夫が必要なカードとなるのではないかと考えています。

もちろんカードパワー自体は非常に高いのは間違いなく、新クラスということもあって多くの人が使用するので、大量ドローを有効活用した強力なデッキがどこかのタイミングで発見される可能性は非常に高いです。

 しかし構築での使いにくさも目立つカードであり、tier1,2のデッキに必ず採用されるとは言い難いと思っています。評価はAです。

 

12/28追記:全カード発表された結果、アーティファクトネメシスはTier上位に入りそうなデッキであり、その中でデウスエクスマキナは非常に比重の重たいキーカードになることが予想されます。よって評価をAからSに変更します。