クロノスの評価
8/4/3 ファンファーレ このバトル中、お互いのリーダーは「自分のターン終了時、「自分のフォロワーの最大攻撃力の値」と同じだけカードを引く」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。
評価…A
少し投稿間隔が開いてしまいすみません。できればカードの公開順に記事を書いていきたかったのですが、サボってる間にたくさん発表されてしまったのでとりあえずクラス順に書いていきます。どのカードが先に公開されたのか調べるのも手間ですし。
さて、新弾の顔となるカードが発表されました。スタッツは酷いものですがその分書いてある効果は豪快です。ひとつ前の記事で期待薄と書いたミルウィッチがいきなり現実味を帯びてきて涙目になりました。お互いのリーダーに同じ効果を付与する点がポイントだと言えるでしょう。
この効果の活用方法として、
①素直にドローソースとして使う
②ライブラリアウトを軸としたデッキを組む
の二つが考えられます。
まず①ですが、普通のデッキには8コストでカードを引くためのカードなんて必要ありません。そもそもクロノスを出した時点で凄まじいテンポロスを背負っており、クロノスを進化相討ちして盤面を取ろうとするとそのターンはドローができないという事態になってしまいます。
現実的にドローソースとして使うとなったらPP加速のできるドラゴン以外ありえないでしょう。インペリアルドラグーンとのコンボはクロノスで増やした手札で火力を担保できるうえにデメリットもターン終了時のドローで軽減できる無駄のないコンボとなります。魔海とのコンボも面白く、OTKにならない場面で盤面形成のために魔海を出す動きが非常に強力になります。自滅の危険性があるのでバハムートを出しづらくなる点が気になりますがパワーの高いデッキが組めそうです。
次に②ですが、ミルデッキの組めそうなクラスとしてはウィッチとネメシスがあります。ウィッチはサミーやメルヴィで相手にドローさせることができるので相手のライブラリアウトが早くなります。また、秘術軸だと研究者など低攻撃力のフォロワーでコントロールすることが可能なのも強みです。ネメシスはデッキをアーティファクトカードで能動的に増やせる点が強いです。デウスエクスマキナも出してしまうとドロー過多になりやすい点は注意すべきです。
個人的にはディスカード魔海ドラゴンとミルウィッチは現実的に勝てるデッキが組めるのではないかと予想しています。ミルネメシスはデウスエクスマキナとアンチシナジーする点が目立つことやコントロールに必要な豊富なカードプールがまだ存在しないことがあり少し厳しいと考えています。
問題点は、当初に書いた通りあまりにも低すぎるスタッツと、相手に利益をもたらしたり自滅を誘発しかねない能力です。特に対アグロでは最低の効果といえ、デッキ構築はかなり難題になりそうに思います。
結論として、強力なデッキの核となる可能性を孕んだカードではありますが、メリットもデメリットも豪快であり、総じてアグロに弱そうな構築になることからS評価はつけづらいと考えました。使うと非常に楽しそうなカードなので新弾が実装されたら触ってみたいですね。