導きの妖精姫・アリアの効果

4/3/3　ファンファーレ フェアリーウィスプ1枚を手札に加える。 エンハンス 9； その後、フェアリーを手札が上限枚数になるまで加える。（上限は9枚）

【進化後】進化時 フェアリーウィスプ1枚を手札に加える。(進化後4/5/5)

評価…A

　メデューサと同じスタッツかつ似たような効果ですが、0コストのトークンとして手札に保持しておくことができます。ウィスプは1ターンの始めの二回の行動以外でプレイすると消滅してしまいますのでアリアを出したターンにトークンを2体並べることはできないようになっています。

　アンリミテッドではぶっ壊れもいいところです。進化しなくても0コストトークンが1枚手に入るエルフプリンセスメイジというだけでも正気の沙汰ではない性能ですが、フェアリーウィスプは元のコストが0なので一度場に出しても手札に戻ればまた0コストで再利用できます。しかもそのターン3回目以降のプレイで消滅するので0コストかつ盤面を埋めないで1プレイ稼ぐことができます。具体例を挙げると、4ターン後攻にアリアを一枚進化した後

　　5t:ウィスプウィスプリノセウスで3点与えてエンシェントエルフ進化

　　6t:ウィスプウィスプ対空ウィスプ対空ウィスプリノセウスリノセウス進化

これで17点出るので3+17でリーサルです。なんと進化を一回盤面に切っても6ターンキルが可能です。対空の部分は自然の導きもあり、リノセウスは確定サーチ可能なので見た目ほどのコンボ難易度ではありません。(簡単ではありませんが)

ここまでのブン周りでなくてもエンシェントエルフで回収しながらライフを削る動きに0コストトークンを絡ませられる点が凄まじく、ウィスプを1コストでバウンスするだけで3プレイ稼ぐことができるので少ない枚数のリノセウスで強引にライフを溶かすことができるようになります。

　このようにアンリミテッドでは明らかなOPカードですが、ローテーション環境では現状目立ったコンボの相方が存在しません。リノセウスはスタン落ちしますし、ティアもエンシェントエルフも消えてしまいます。アグロエルフの妖精の調べとの相性はかなり良いですがこのカード自身が4コストなのが少し気になります。今までの新弾の傾向を見るとリノセウスのようなコンボで大打点になる疾走フォロワーにはかなり慎重になりそうにも思えます。

OTKコンボがなくても進化前単体で4/4/4相当の合計スタッツを持ち、調べ起動やマヘスの2点ダメージなど有効活用する手段は多くありますので間違いなく優秀なフォロワーですが、現状具体的に確定採用されるようなアーキタイプが見えてきていないので評価は暫定的にAとします。とはいえ、何かしらターン中のプレイ回数を参照する強力なカードが発表されたら間違いなく採用されるカードだと思っています。