ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

闇夜の姫・ヴァンピィの評価

 

6/3/6 

カインドクイーン・ヴァンピィ
ブラッドクイーン・ヴァンピィ
手札にあるとき、復讐 状態ならチョイスしたカードとしてプレイする。
【ファンファーレ】
お互いのリーダーに2ダメージ。フォレストバット1体を出す。

 

 

※カインドクイーン・ヴァンピィ

6/3/6 【ドレイン】

自分の場にフォレストバットが出るたび、それは【守護】を持つ。
【ファンファーレ】
フォレストバット1体を出す。

 

※ブラッドクイーン・ヴァンピィ

6/3/6 【疾走】

自分の場にフォレストバットが出るたび、それは【必殺】を持つ。
【ファンファーレ】フォレストバット1体を出す。

 

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…B

 

 

 三月末に実装される新しいカードパックの情報がいよいよ公開されました。どうやら今回のパックのテーマは「チョイス」のようです。状況に応じて2種の効果から選択することができ、プレイの選択肢が広がりそうで面白そうなシステムだと思います。

 

 最初に発表されたこのカードも、状況に応じて攻撃的な運用と守備的な運用を使い分けることができます。非復讐状態と合わせて3種類のヴァンピィが一枚のカードに存在するという、まさにプレイヤーの選択が求められるカードといえるでしょう。

 

 非復讐状態での効果は、敵味方への2点バーンとフォレストバット1体の召喚です。相手の体力を削りながら自身の復讐利用をサポートでき、合計スタッツも6/4/7と標準的なので、チョイスを使わないこの状態でもそこそこのカードパワーはあります。敵リーダーへ直接バーンダメージが入るので復讐時の効果の下位互換ではない点が面白いです。

次にカインドクイーン状態での効果は、ヴァンピィ本体の持つドレインと、守護付きのフォレストバット1体の召喚、更に盤面にフォレストバットが出るたびに守護を付与する常在型能力です。進化殴りによって5点回復をしながら進化後ヴァンピィをフォレストバットで守ることができるので、復讐ヴァンパイアの低体力を咎めようとしてくる相手への強力なカウンターとなります。

最後にブラッドクイーン状態での効果は、ヴァンピィ本体の持つ疾走と、必殺付きのフォレストバット1体の召喚、更に盤面にフォレストバットが出るたびに必殺を付与する常在型能力です。進化をフォレストバットに切ることでエメラダのような動きが6コストでできます。復讐ヴァンパイアのコンセプトに一番素直に合致している能力といえます。

 

 さて、カード効果の説明だけでかなり長くなってしまいましたが、このカードの能力は復讐ヴァンパイアとの相性が非常に良いカードであると言えると思います。非復讐時復讐時ともに相手ライフへダメージを与えられる能力を持っており、カインドクイーンの選択肢も復讐ヴァンパイアの弱点を補えるため嬉しいです。ベルフェゴール→カオスシップ→闇夜の姫・ヴァンピィ→デモンオフィサー・エメラダのマナカーブは試合を決めるのに充分すぎるパワーがあります。

 

 ただ、このカードの能力を十全に活かすためには進化権が必要になります。プレイしたターンに殴れないとドレインの価値は著しく下がりますし、必殺蝙蝠も相手の軽量フォロワーや除去で倒されてしまいます。そのため長期戦を見据えたコントロールデッキでは採用しにくいです。またアグロヴァンパイアにとって6コストはカラボスやファントムキャットとコスト帯が被っており、積極的に積みたい枠ではなさそうです。

そのため、このカードはほぼ中盤戦を厚く見た復讐ヴァンパイア専用のカードになると考えています。しかし強力な効果ではあるものの進化権がないと不利盤面で出しにくいこのカードは、現在の復讐ヴァンパイアを支えているエメラダやヴェルフェゴールのようなパワーカード群ほどの力はなさそうです。復讐ヴァンパイアの高コスト帯の採用枚数はシビアに選んでいきたいところでもあります。

 

 強力な二種類の効果を一枚のカードで使い分けることができるのでデッキの安定感を増すのに一役買ってくれそうですが、エメラダのような相性のいいアーキタイプなら自動的に採用できるカードではないでしょう。実際に構築するときには2投から考えそうです。ローテーション評価はAとします。

 

 アンリミテッドの復讐ヴァンパイアはローテーションよりも前のめりなデッキなので、6コストのこのカードの枠を捻出するのはより困難になります。一応処刑人の斧が使えるのでコントロールヴァンパイアでの採用も無くはなさそうですが、その場合復讐条件が足を引っ張りそうです。ローテーションよりも出番は少なくなると考えています。アンリミテッド評価はBです。