ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

宿命の語り部・ルーニィの評価

 

4/2/3 

・導きの予言
・滅亡の予言
【ファンファーレ】【チョイス】したカード1枚を手札に加える。
【攻撃時】スペルブーストする。

 

※導きの予言

2コストスペル カードを2枚引く。
このカードのスペルブーストが5回以上なら、自分のPPを2回復。

 

※滅亡の予言

15コストスペル このバトル中、相手のリーダーは「自分のターン終了時、自分のリーダーに7ダメージ」を持つ。
スペルブースト コスト-1

 

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…C

 

 

 4/2/3と3コスト相当のスタッツに、ファンファーレでチョイスによってトークンスペルを手札に加える効果を持っています。導きの予言は運命の導き互換と言えるドロースペルで、滅亡の予言は高コストでフィニッシャーとなるスペルです。また、攻撃時にスペルブーストを進める効果を持っています。

 

 導きの予言は2コストですがブーストを進めると実質0コストで撃てるドロースペルになっており、手札が乏しくなった時にこちらの選択肢があるのは心強いです。しかし、このカードを入れるからにはやはり期待するのは滅亡の予言の方の効果だと思います。現状のカードプールではアンリミテッドも含めてリーダーに付与された能力を解除する手段はなく、効果が発動した時点で数ターン後の勝利が確定します。コンシード系のデッキは撃たれた時点で投了級であり、最終的には0コストで撃てるカードなのでテンポロスも気になりません。この性質は次元の超越と似ていると言えます。

ですが、滅亡の予言のダメージ効果は敵リーダーのみであり、盤面への干渉効果はありません。また、発動タイミングが相手ターンの終了時なので返しのターンのリーサルを警戒する必要があります。

また、ルーニィはスペルブーストを主軸にするデッキとの相性が良い能力ですが、このカード自身は4コストのフォロワーであり、進化を切らないとブーストは進みません。滅亡の予言はこのカードを出さないと手に入らないスペルなので、そもそも出す余裕がない試合展開になってしまうとフィニッシュ手段がいつまでも手札に得られない状況になりかねません。

 

 これらを考えると、ルーニィの滅亡の予言をメインフィニッシャーとするよりは、むしろギガントキマイラなどの他のプランのあるデッキにおけるサブフィニッシャーとする方が勝てるデッキとなるのではないかと考えています。マジックオウルとの進化権の兼ね合いなども考慮しなければならないので、スペル構築に無条件に3枚採用できる性能というわけではないでしょう。

とはいえ滅亡の予言はコントロールデッキに非常に強いカードであり、プレイするだけで大きなアドバンテージを取れるマッチアップがあるため、スペルウィッチの有利相性を広げる意味で有用なカードだと思います。ローテーション評価はAです。

アンリミテッドでは強力なサーチ+ブーストカードであるマーリンですらデッキから追い出される競争の厳しい環境であることを考えると、超越やドロシーでの選択肢には上がれど実際に採用されることは少ないのではないかと思います。アンリミテッド評価はCです。