キングスノーマンの評価
7/2/3
・スノーマンナイト
・ワイルドスノーマン
【ファンファーレ】【チョイス】したカード1枚を場に出す。
スペルブースト+1体
※スノーマンナイト
2/2/2 【守護】
※ワイルドスノーマン
2/1/3 【疾走】
ローテーション評価…B
アンリミテッド評価…D
7/2/3と低いスタッツですが、ファンファーレでチョイスした2コスト相当のトークンフォロワーをスペルブーストした分だけ横に並べることができます。とはいえ盤面は5個しかないため最大でも出てくるトークンは4体です。
スノーマンナイトを選ぶと軽量守護が大量に横並びするため、相手の攻勢を止めやすいです。滅亡の予言までの時間稼ぎをしたいときなどに有効でしょう。ワイルドスノーマンは逆にこちらが攻勢を取りたいときに強く、合計4点疾走に加えて全体除去で処理しづらい体力3が並びます。
最大限にスペックを発揮できれば7コストの動きとしては強力な部類ですが、いくつか問題点があります。まず、スペルブーストがかかっていないとトークンの数が減るためパワーが落ちます。必要なスペルブースト数は少ないものの、7コストのカードにしてはトップでの解決能力に欠けます。また、ワイルドスノーマンは体力は高いものの攻撃力が低く、相手盤面を処理しなければいけない場面では数体ぶつけて相討ちせざるを得ない状況が発生しがちです。守護持ちのキングスノーマンで耐える選択肢もありますがこちらは全体除去に弱くなるため相手デッキによってはリスキーな選択肢となります。そして、スペルブーストを使うデッキでの7コストフォロワーはかなり重く、このカード自身がフォロワーなのでほかの手札へのスペルブーストにも貢献しません。
こうして考えていくと、このカードはスペルブーストを軸としたデッキで使っていくというよりは、マナリア軸のようなスペルをある程度採用するアーキタイプに、必要ブースト数の少なさと展開力の高さを期待して採用するカードではないかと思います。
カード一枚で出せるパワーとしては高水準であるため、採用選択肢には上がりそうですが、重さがネックとなりやすい構築も多く、あまり積極採用となるカードでは無いかもしれません。ローテーション評価はB、アンリミテッドではさすがに遅すぎるためD評価です。