ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

蒼の少女・ルリアの評価

 

2/1/1 【ファンファーレ】「次に受けるダメージは0になる」を持つ。
【エンハンス】8;コスト7以上のニュートラル・フォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加え、自分のPPを7回復。

 

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…B

 

 

 2/1/1と低いスタッツですが、戦闘ダメージでもスペルダメージでも一回限り無効化することができます。また、エンハンス効果は7コスト以上のニュートラルフォロワーのサーチを実質1コストで行うことができます。このため10ppでプロトバハムートをサーチして即召喚、自身は効果によって生き残るという原作再現っぽい動きが可能です。

 

 まず2コストフォロワーとしては、スタッツが低い代わりに場持ちがよく、能力のおかげでバフ効果と相性が良いです。3ターン目に攻撃力バフを乗せれば一方的に2/2/2を倒すこともでき、進化して攻撃すれば相手が必殺でなければ3/3を盤面に残すことができます。反面素のスタッツの低さのため先攻刃ネズミ+嵐の槍使いやゴブリン+2/2/2と動かれたときに非常に弱く、一回の攻撃で2/2/2とトレードできないためアグロ相手の序盤に出すには不安が大きいです。そう考えるとエンハンスの効果とは裏腹にコントロールよりもビートダウンと噛み合った能力だといえるでしょう。

ニュートラル軸のビートダウンデッキに採用すれば、3ターン目にエンジェルナイトやプリンセスキスのバフを乗せて有利盤面を築いたり中盤にフェリアの進化バフを乗せたりなど相性の良い動きは多く、アリスの手札バフによる恩恵も高めです。度重なるナーフでアグレッシブなニュートラル軸は現状あまり元気ではありませんが、このカードの追加はある程度の追い風となると考えています。

 

 8コストエンハンスの効果は、ゾディアックデーモンやマルデュークなどの特殊な仕事が求められるフォロワーを確定サーチすることができます。今までデッキに3枚しか入れられなかったこれらのカードを実質1コストでサーチできるようになったことにより、これらのカードを利用するコンボデッキの安定感は上がります。コントロールデッキで強力な高コストを引きに行くカードとしての採用は考えられますが、8ターン目以降でしかサーチ効果が起動できないため他のドローフォロワーと比べて優先度は落ちるでしょう。あくまで特定のカードを引きたいデッキのための効果だといえます。

反面ルリアをビートダウンデッキのフォロワーとして採用するのであれば、2コストフォロワーとして計上できるためサーチ対象は最小限でいいと考えられます。アンリミテッドではガブリエルやギルガメッシュあたりが候補に挙がるでしょうが、スタンダードでは現状あまり有力なサーチ先は残念ながらなさそうです。

 

 ニュートラルデッキの低コストフォロワーと、コンボデッキのサーチカードの二種類の用途が考えられ、どちらの用途でも構築採用が検討されるカードだと思います。アンリミテッドでは7コスト以上のフォロワーを利用するコンボは遅さが目立ちますが、キャットヴァンパイアなどでの採用が考えられそうです。ローテーション評価はA、アンリミテッド評価はBとします。