ドラゴンナイツの評価
5コストスペル
・不撓不屈の騎士・ヴェイン
・竜殺しの騎士・ジークフリート
・炎帝・パーシヴァル
チョイスしたカード1体を出す。
エンハンス8: 1体ではなく、2体チョイスする。
※不撓不屈の騎士・ヴェイン
5/2/5 自分のターン終了時、このフォロワーを+1/0して、3回復。
※竜殺しの騎士・ジークフリート
5/5/4 【必殺】【守護】
5/3/3 【疾走】
【攻撃時】自分の場に不撓不屈の騎士・ヴェインがいるなら、+1/1する。
※炎帝・パーシヴァル
5/5/4 自分の場に竜殺しの騎士・ジークフリートがいる限り、【突進】が働く。
【攻撃時】「自分の場のフォロワーの数」と同じだけ+1/0する。
ローテーション評価…S
アンリミテッド評価…S
グラブルのストーリーの中でも随一の人気を誇る、フェードラッヘの四騎士がロイヤルに追加されました。初めての4択チョイスカードとなっており、それぞれのチョイストークンも原作の能力に因んだ凝った性能です。更に8コストで5コストフォロワーが2体召喚される非常にコストパフォーマンスに優れたエンハンス能力までついています。
まずは四騎士それぞれのトークンの解説をしていきます。
・ヴェイン
5/2/5と体力寄りのスタッツに、毎ターン攻撃バフ+自己回復する効果がついています。体力7のフォロワーを簡単に処理できないデッキは多いため、5ターン目に攻撃力3以下のフォロワーを進化処理しながら次ターン以降の盤面居座りを狙うことが可能です。毎ターン攻撃バフがかかるため、処理できないとどんどん厄介なフォロワーになります。
5/5/4と攻撃寄りのスタッツに必殺守護という強力な能力が付いています。贅沢を言えば体力5以上あれば完璧でしたが、必殺によってヴェインとは違った形で相手の進化処理を妨害することができます。
5コストで条件なしの3点疾走の時点で非常に優れた性能だといえるでしょう。アルベールと違い体力が低く、3/4進化で一方されるため盤面を取られやすい点は注意が必要です。後続のカードでライフを削り切れるプランをしっかりと建てておく必要があります。
・パーシヴァル
守護を張る必要が無い状況で一方的に処理される危険が無いのであれば、攻撃バフの分だけジークフリートよりもこちらを置くべき場面はありそうです。何らかの理由で盤面に居残れば凄まじい攻撃力になります。
更に8コストで2体ずつ登場すると、それぞれの組み合わせにシナジーが出てきます。
・ヴェイン×ランスロット
ランスロットがヴェインがいることにより強化されて4/4疾走になります。盤面に処理強要度の高い3/5と4/4が並ぶため、攻めている場面では圧倒的な強さを発揮します。2枚目のドラゴンナイツやエンハンスアルベールへも繋がりやすいです。
・ジークフリート×パーシヴァル
単体ではやや地味だったパーシヴァルが突進付与によって化けます。横にフォロワーが並んでいる状況では大抵の大型フォロワーを討ち取りながら5/4必殺守護が残るため、盤面奪取能力が非常に高いです。パーシヴァルが生存すると高攻撃力になって顔面を叩ける点もかみ合っています。
・ヴェイン×ジークフリート
必殺守護のジークフリートがヴェインを守るような布陣になります。基本的にはジークフリート×パーシヴァルでよさそうですが、パーシヴァルでは相討ちになる場面でヴェイン進化で一方的に処理しながらヴェインを育てることができれば面白そうです。
・ヴェイン×パーシヴァル
盤面に触れないためあまり選択することはなさそうですが、処理できないと強化するフォロワーが2体並ぶため厄介です。
強化版アルビダの号令のような守護+疾走の組み合わせです。ライフの削りあいとなった時に強く、相手のリーサルをケアしながら相手ライフを削れるため、9ターン目アルベールを擁するアンリミテッドのアグロロイヤルで特に重要な選択肢になると思います。
・ランスロット×パーシヴァル
ランスロットへバフが乗らないためヴェイン×ランスロットと比べて優先度は低いですが、パーシヴァルが残った時の爆発力は高いです。
5コストの段階で4種類、エンハンスだと6種類のバージョンから状況に合った組み合わせを自分で選択してプレイすることができるため汎用性は抜群です。単体それぞれの能力も強力で、エンハンスで強化される組み合わせでプレイしたときのカードパワーは特筆すべきものがあります。
特に疾走を持つランスロットがチョイス先に存在することが非常に大きく、アグロデッキで優先的に採用できるにも関わらずゲーム後半で強力な8コストスペルとなる性質はアルベールを彷彿とさせます。選択肢の広さや盤面奪取能力はむしろドラゴンナイツが上回っているといえるでしょう。
アルベールの抜けたスタンダードのアグロロイヤルの復権を予感させる疾走カードでありながら、ミッドレンジロイヤルでもルミナスメイジの穴を十二分に埋めることのできる性能です。アンリミテッドでも2種類目の5コスト3点疾走であり、かつ終盤もパワーカードとして扱える優秀なパーツとなるでしょう。両方のフォーマットでロイヤル全体の重要なキーカードとなると考え、評価はSとします。