熾天使の剣の評価

2コストスペル　コスト2以下の相手のフォロワー1体か、コスト2以下の相手のアミュレット1つを破壊する。
【エンハンス】6；コスト2以下ではなく、（コストにかかわらず）相手のフォロワー1体か相手のアミュレット1つを破壊する。

ローテーション評価…B

アンリミテッド評価…C

　全クラス使えるニュートラルの除去スペルです。2コスト以下という制限付きの確定除去で、アミュレットも対象に取れる点が特徴です。6コストエンハンスで撃つとコストの制限がなくなり、エクスキューション相当の確定除去になります。

　茨の森や加速装置などの低コストで強力なアミュレットを2コストで除去できるため、茨が非常にキツイアーティファクトネメシスや、逆にネメシスの加速装置がキツイミッドレンジロイヤルではメタカードとして採用が検討されそうです。6コストのエンハンスは効率が悪いものの汎用的な確定除去であるため完全に使い道が無くなることは少ないでしょう。

ただ、軽量除去の重要な仕事である中コストの進化後フォロワーの処理には使えず、2コストスペルで2コストのフォロワーやアミュレットを処理することしかできないカードであるため、ハンド的にもテンポ的にも1-1交換しかできずファンファーレや即時効果を持つカードに対してはアド損となるでしょう。例えば茨の森を出された返しのターンに撃ってもファンファーレのフェアリー2体と出したターンのトレード補助によるアドバンテージがそのまま負債として残ります。そのため安易に採用しても不利マッチを改善する効果は見込めないと思われます。

　このカードでしか対処できない状況、マッチアップはありそうなのでプロリーグのような限られたメタでの駆け引きが重要となる環境では採用の余地がありそうですが、対戦相手が不特定多数となるランクマッチやRAGE環境ではメタカードとして検討されても結局デッキから抜けていくことになると思います。ローテーション評価はB、アンリミテッド評価はCです。