ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

天喰らう異形の評価

 

9/6/4 自分のターン終了時、このターン中にカードを7枚以上プレイしていたなら、自分の手札のこのフォロワーを+7/+7する。

【疾走】

 

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…D

 

 

 重量級の疾走フォロワーです。そのままプレイしても9コスト6点疾走ですが、手札にこのフォロワーがいる状態で1ターンにカードを7枚プレイすると+7/7という強烈なバフ効果が発動します。もし効果を2回発動できたらなんと20/18になり一撃必殺となります。

 

 まず9/6/4疾走という素の性能ですが、アジ・ダハーカやグレートタウラス等の他のクラスの大型疾走と比べても9コスト6点という打点は一枚のカードで無条件に出せる打点としては及第点と言えます。体力が4と低くリーサル状況以外では出しづらい点が気になりますが、遅めのビートダウンであれば充分なバースト要員となり得るでしょう。9コストフォロワーなので10ppでフィルにより2回攻撃を付与することも可能なためコルワエルフとは特に相性が良好です。

しかし主眼となる能力は強力なバフ効果でしょう。7回プレイ条件はハードルが高く感じますが、その実対空射撃+フェアリーウィスパラー(茨の森でも可)があれば二枚コンボ9ppで達成可能であり、コルワエルフであればフィルによってプレイ回数を稼げるためバウンスを介さなくても決めることのできる範囲の条件だといえます。決まりさえすればそのままプレイして13点疾走、フィルで2回攻撃を付与できれば26点と決定力は充分です。

 

 9コストという重さに低めのスタッツで押されている場面では回答になりにくいフォロワーですが、ライフ20点を一気に削り切れるポテンシャルを持つ疾走フィニッシャーであり、ブローディアなどの対策を講じていない中低速デッキに対して有利に立ち回れるでしょう。特にコルワエルフのフィニッシャー枠として採用が望めると考えています。ローテーション評価はAです。

反面アンリミテッドでは、9コストと重いコストに守備に役立たない能力である点が痛く、近い条件でより速く高い打点を叩き出すリノセウスや、5コストでも使えてエンハンスで8点疾走+中型守護2枚になるジャングルの守護者といった強力な競合が存在します。プレイ回数条件を利用するデッキではリノセウスに、利用しないコントロールデッキではジャングルの守護者に性能で劣るため、このカードをわざわざ使うことはなさそうです。アンリミテッド評価はDとします。