ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

マル・ドッキオの評価

 

3/2/2(進化後3/6/2) 自分のリーダーが共鳴 でない状態から共鳴 状態になるたび、+2/+2する。
【攻撃時】このフォロワーの攻撃力が10以上なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに2ダメージ。

 

ローテーション評価…S

アンリミテッド評価…A

 

 

 3/2/2と普通のスタッツですが、リーダーが非共鳴状態から共鳴状態に変わるたびに+2/2という大きなパンプアップが発生します。このバフは永続かつ何度でも発動するようです。さらに進化時のスタッツ上昇が+4/0と非常に尖ったものになっており、能力によるバフなどと合わせて攻撃力が10以上であれば攻撃するたび相手盤面とリーダーに2点のAoEが発動するようになっています。

 

 3コストのフォロワーのテキストに「攻撃力が10以上なら」という条件が書いてある時点で何かがおかしいのですが、除去できないとあっという間に手が付けられないフォロワーとなります。3ターン目にプレイされたこのフォロワーが4ターン目まで生き残っただけで3ターン目に非共鳴状態であれば4/4です。製造術一枚で+2/2、アーティファクトサーチ+生命の量産で+2/2、加速装置でアナライズアーティファクトが2体破壊されるごとに+2/2…とアーティファクトネメシスであればこのフォロワーを育てる手段には事欠かないでしょう。

4ターン目に出てきたマル・ドッキオを製造術で4/4にするだけでもテンポを獲得しやすいですし、もし魔鉄の獅子からアーティファクトサーチを経由して3ターン目に出てきたアナライズアーティファクトが盤面に残っていると、マル・ドッキオをプレイしてからアナライズアーティファクトを相手フォロワーにぶつけて製造術を撃つことで4ターン目先攻に6/6のマル・ドッキオが出現します。相手に適当な回答がなければこの時点で試合終了も考えられます。

中盤以降、特にデウスエクスマキナや加速装置がプレイされた後も凶悪で、出したターンに3コストフォロワーでありながら6/6や8/8になることも充分考えられます。それを処理できなければ次のターンにさらにパンプアップしてから攻撃できるので二桁打点はまったく不可能な話ではないでしょう。

 

 ドローやデッキ操作などの本来直接的なアドバンテージを生まない行動によって有形のアドバンテージであるバフ効果が発動する点が優秀で、アーティファクトネメシスの基本的な動きをそのままアドバンテージに変換できます。高いコストパフォーマンスで序盤の上振れや中盤以降の「通れば勝ち」なフィニッシュ手段として期待できます。ローテーション評価はSです。

アンリミテッドではアーティファクトネメシスというアーキタイプ自体が他クラスのスタン落ち以前のパワーカードに押されがちですが、このカードは強力な打点源となるためアーティファクトネメシス内でのこのカードの価値はアンリミテッドでは相対的に高くなりそうです。アンリミテッド評価はAとします。