ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

破壊の絶傑・リーシェナの評価

 

4/1/4 【必殺】
このフォロワーは、カードの能力によって破壊されない。(攻撃によるダメージや、能力によるダメージでは破壊される)
【進化時】白き破壊のアーティファクト1枚を手札に加える。

 

※白き破壊のアーティファクト

10コストアミュレット 自分のフォロワーが破壊されるたび、自分の手札のこのカードのコストを-1する。
このアミュレットは、カードの能力によって破壊されない。
自分のターン開始時、自分のリーダーを2回復。
【ファンファーレ】黒き破壊のアーティファクト1枚を手札に加える。

 

※黒き破壊のアーティファクト

10コストアミュレット 自分のフォロワーが破壊されるたび、自分の手札のこのカードのコストを-1する。
このアミュレットは、カードの能力によって破壊されない。
自分のターン開始時、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに5ダメージ。自分の場に白き破壊のアーティファクトがあるなら、5ではなく10ダメージ。

 

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…C

 

 

 4/1/4必殺+破壊耐性という基本スペックもさることながら、進化時に専用トークンである白き破壊のアーティファクトを入手できます。白き破壊のアーティファクトと、それから得られる黒き破壊のアーティファクトはそれぞれ10コストと重いものの自分のフォロワーの破壊でコストが減少していきます。そして白のアーティファクトは自分のターン開始時に2点回復、黒のアーティファクトは白のアーティファクトと同時に盤面にいると相手盤面とリーダーへ10点のダメージをあたえることができます。そのため黒のアーティファクトが盤面に着地すると返しのターンで削り切るか黒のアーティファクトを除去するかしなければほぼ敗北が確定します。

 

 カード説明だけでかなり長くなりましたが、ネメシスの新しいフィニッシャーです。4/1/4必殺は3点除去で処理されない必殺というだけでもなかなか厄介ですが、破壊効果に対する耐性がついています。これは確定除去を受けないだけでなく相手の必殺フォロワーを無効化しながら一方的に殴ることができることを意味するため、双方リーシェナを採用したネメシスミラーなどでは注意が必要です。

目玉となる進化時効果ですが、二段階のコスト踏み倒しを経て最終的には通ればほぼ勝ちなフィニッシャーアミュレットを召喚できます。人形軸でもアーティファクト軸でもフォロワーを湯水のごとく消費していく立ち回りは共通しますが、デウスエクスマキナで破壊のアーティファクトを捨ててしまうと台無しなので人形軸のほうが使いやすそうです。

どちらのアミュレットも効果は自分のターン開始時に起動するので冥府への道と違い相手に1ターンの余裕を与えてしまいます。しかし長期戦に持ち込むことができれば白きアーティファクトの回復効果が優秀で、アミュレットの破壊耐性のおかげで除去できるカードも限られてくるため粘り強く戦うことができます。黒きアーティファクトをプレイできるまで耐えればゲームセットなので目標も明確です。

 

 このようにコントロールデッキのフィニッシャーとしてなかなか優秀なアミュレットですが、入手が進化時効果である点が災いし、このカードが中盤までに手札に来ないとアミュレットを入手することができません。手段は少ないものの黒き破壊のアーティファクトを除去されてしまうと再入手の難しさから泥試合になってしまう懸念もあります。このカード単独でフィニッシャーを務めさせるのはやや怖い要素が多いです。

現実的には遅めのミッドレンジデッキのサブフィニッシャーという立ち位置が妥当だと思われます。幸か不幸か人形ネメシスがシロウのナーフで4コストが空き、ノアのコストも上がったためリーサルターンが遅くなることを考慮するとこのカードの採用余地は十分ありそうです。ローテーション評価はAとします。

アンリミテッドでは冥府への道が似た条件の効果を持ち強力なライバルとなります。冥府への道は進化権が要らず、新たなる運命を活用するため併用も難しいことを考えるとリーシェナは厳しい立ち位置になりそうです。アンリミテッド評価はCとします。