水晶の指揮者・リリィの評価
2/1/1 【ファンファーレ】 このターン中に(このカードを含めず)カードを2枚以上プレイしていたなら、自分のフォロワーすべてを+1/+0する。 4枚以上プレイしていたなら、さらに、自分のフォロワーすべてを+0/+1する。
【進化時】進化時 自分の他のフォロワー1体を+2/+2する。
ローテーション評価…S
アンリミテッド評価…A
リザに加えて、リリィも再録されました。こちらも旧バージョンと比べて能力はガラリと変化しており、年末にスタン落ちする妖精の調べを意識したような能力になっています。
妖精の調べと同じように、2コストで全体バフを使える能力はビートダウン系のエルフと相性の良い効果です。
調べと比べると体力バフまで付与するには4回プレイ条件になっており、フェアリーの補充による後続戦力の確保もできなくなっています。反面リリィ自身がフォロワーであるため、盤面の頭数を増やしながらリリィ自身にもバフがかかる点が優秀です。バウンスカードで使いまわすことでファンファーレ能力を複数回起動することができる点も特筆すべきでしょう。
また進化時効果による味方バフもビートダウンと相性が良く、リリィでトレードを行いながらライフを詰めることができます。
中でも最高の相性なのがレジェンダリーファイターで、盤面に残ったらファンファーレによるバフも併せて攻撃力5の2回攻撃で強襲することができます。アッパー調整の入ったユグドラシルの全体疾走付与スペルである森羅の怒り、コストの下がったベイルやクリスタリアイブなどを使えば、手札からの20点ダメージも視野に入ります。
アディショナルカード追加から年末のスタン落ちまでは妖精の調べと共存する形となり、ローテーションのエルフは低コスト全体バフを2種6枚積むことができます。これによる単純なデッキパワーの底上げになるだけでなく、ネクロがフェリを出してくる10ターン目の前に始動できるバーストコンボを搭載できるようになりました。
アグロに寄せるかバーストコンボを強く推すかは人によって判断が分かれそうですが、いずれにせよリリィはローテーションエルフのキーカードとなると予想しています。ローテーション評価はSです。
アンリミテッドは低コストフォロワーの競争の激しくなるフォーマットで、特にエルフでは2コストにはリザのような優先度の高いフォロワーも入ります。それでも軽量フォロワーによる全体バフは強力で、構築に充分採用できる性能だと考えています。アンリミテッド評価はAとします。