断罪者・シルヴィアの評価
9/4/4 【アクセラレート 3】相手のフォロワー1体に3ダメージ。その後、進化可能なターンで、自分のEPが残っているなら、自分のEPを1消費して、相手フォロワーすべてに3ダメージ。
【守護】相手の能力で選択できない。
【ファンファーレ】相手のリーダーか相手のフォロワー1体に4ダメージ。
ローテーション評価…A
アンリミテッド評価…A
シルヴィア本体は9/4/4選択不可守護+リーダーを選べる4点ダメージを持つフォロワーです。アクセラレートが尖っており、3コストでEP消費と引き替えに相手のみの全体3点AoE+単体3点ダメージという強力なAoEとなります。
シルヴィア本体はさほど強くありません。選択不可と守護がついているとはいえ4ダメージ+4/4スタッツはドレッドドラゴンでしかなく、さすがに9コストに見合ったパワーとは言えないでしょう。4点ダメージをリーダーに撃てる状況でなければ微妙です。
このカードのメインはアクセラレートで、EP消費は痛いものの3コストの払いで6~7コスト相当の全体除去を発動させることができます。進化可能ターンから発動できるAoEとしては破格で、単体3点の当て場所は選択できるため小回りも利きます。
足かせとなるのはやはりEP消費です。アーティファクトネメシスはイカロスやデウスエクスマキナなど進化権を使いたい対象が多く、人形ネメシスならばリーシェナ,バジリス,パラケルスス等さらに多くなります。シルヴィアの効果は派手ですが進化後フォロワーを盤面に残せるわけではないため返しの再展開に弱く、5/6が無傷で残せることも多いバジリスと比べるとより守備的なカードだといえるでしょう。
シルヴィアの利点は3コストという軽さと、進化権が切れた後も3コスト3点スペルか9コストフォロワーとして活用できる汎用性です。これらの性質も低速デッキとの相性の良さに繋がっています。
サタンの追加によって、リーシェナネメシスはリーシェナを引けなかったり黒の章に聖弾を合わせられた時にシルヴァやオーキスで強引に殴り合う必要がなくなりました。新弾追加によって純コントロール構築が誕生するのであれば、相性の良いシルヴィアが採用される可能性も高そうです。AoEの刺さらない相手にもある程度の使い道が見込めることもあり、1~2枚の採用は検討することになると考えています。ローテーション評価はAです。
アンリミテッドではコストの軽さ、プレイターンの早さがそのまま強さに繋がります。バジリスと違いミッドネクロのラストワードを捌けないのは残念ですが、ネメシス側の勝ち筋も冥府によって早くなるので面白いカードになると考えています。アンリミテッド評価もAです。