ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

鋼鉄の反逆者事前評価:エルフ編

 

 エルフ編です。

 

 

レジェンドレア

デュアルフェンサー・クリフト

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ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…B

2pick評価…B

 

 メタルエルフメイジのような、プレイ条件でダメージを飛ばす効果を持つ2/2/2です。進化時効果でもダメージを飛ばすことができます。

 

 2/2/2の持つ能力としては大きくテンポを稼ぐことができる効果です。機械ミノムシのおかげで最速2ターン目(機械ミノムシ2枚→0コストクリフト)にダメージ効果を誘発できるので、手札によっては早々に盤面を制圧することができるでしょう。

また2/2/2スタッツであるため機械カードの少ない手札でも素直にプレイできる性能であり、進化時効果もプレイ条件こそあるもののリーダーに飛ばせる2点火力は2コストフォロワーの進化時効果としてはかなり高性能です。

 

 2コストで出して強い2/2/2は構築でも価値が高く、優秀な進化時効果があるため機械に寄せない構築でも採用を検討できそうです。ローテーション評価はA、アンリミテッド評価はBとします。

2pickでは2/2/2でメリット持ちなのでそこそこの強さでしょうが、金虹枠としてはかなり地味なのでできればフィニッシャーになり得るカードを優先したいところではありそうです。2pick評価はBとします。

 

クイーンセイバー・シンシア

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ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…B

2pick評価…S

 

 6/5/7というオーバースタッツに、他のエルフフォロワー1体へ無償進化権を付与する疑似バフ効果を持っています。さらにシンシア本体か横のフォロワーが進化すると1/1トークンが2体出てきます。

 

 単純な6コスト帯のカードパワーだけで言えば歴代でも類を見ないレベルのパワーカードです。単体でも進化後スタッツが7/9+1/1+1/1の3面展開という強烈な盤面を作ることができ、無償進化権を有効に使えればより強力です。ポセイドンと同等のスタッツがポセイドンと同様に3面展開しながら6コストで降臨するというのは相当なインパクトです。

問題はエルフの既存のカードとの相性です。現在のアグロエルフは翠嵐の斧使いをマナカーブの頂点としているデッキが多く、このカードはコスト帯が被っているためリザによる確定サーチを歪めます。また現状のエルフは中盤戦が他クラスと比べて弱く、シンシアにきれいに繋ぐことができるカードが乏しい問題があります。ケルベロスメデューサがあれば最強なんですが…。

 

 パワー自体は疑うべくもないのですが、次環境で活躍するにはミッドレンジエルフが組めるような中盤パーツが足りないように思えます。確定サーチを捨てて従来の翠嵐エルフでの採用選択肢とするのは考えられそうです。ローテーション評価はAとします。

アンリミテッドではアグロに採用するには遅く、ミッドレンジでヘクターと殴り合うのは厳しいという微妙な立ち位置です。そもそも中速のエルフ自体がアンリミテッドで厳しいこともあり、このカード1枚で復権できるかというと怪しいでしょう。アンリミテッド評価はBです。

2pickで6ターン目に着地したらさすがに理不尽極まりないカードパワーです。盤面干渉のできる能力であり、本体のサイズも相まって非常に強力なフィニッシャーになるでしょう。2pick評価はSです。

 

ゴールドレア

アリアの旋風

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ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…A

2pick評価…B

 

 プレイ条件を参照したAoEです。このカードのプレイは含まないのでは単体では何の効果もありませんが、事前にフェアリーを並べた後に撃つことで自陣のフェアリーを巻き込まずに相手フォロワーを一掃することができます。

 

 コンボ前提とはいえ2コストスペルとしては鬼のような除去性能です。1点AoEでもコスト相応ですし、ある程度フェアリーを貯めこむデッキであれば中型フォロワーまでは充分処理することが可能です。ダメージ量を状況に合わせて調整できる点も優れています。

マシンエンジェルやバイロン、トランプルフォートレスなど横並べが強い環境ともマッチしており、フェアリーウィスプを採用するデッキではより活かしやすいでしょう。特にアンリミテッドのOTKエルフではウィスプの供給手段が増えたことによりこのカードで除去しながらコンボを狙うこともできそうです。弱点であったデッキに対する回答として重宝するでしょう。

 

 フェアリーを使うアーキタイプの新しい強みとなるカードであり、環境的にも採用が見込めるスペルであると考え、ローテーション評価アンリミテッド評価ともにAとします。

2pickではAoE効果は強力であるものの、カードプール的にフェアリー生成札が乏しく、組み合わせることが難しいです。プレイ回数を稼ぐために自分のフォロワーまで犠牲にしなければならないことが多くなりそうで、構築ほどのアドバンテージを取るには運が絡むでしょう。2pick評価はBとします。

 

マシンランスエルフ

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ローテーション評価…B

アンリミテッド評価…C

2pick評価…B

 

 7/6/3突進で、攻撃時にダメージを受けないので一方的に相手フォロワーを処理することができます。さらに相手フォロワーの体力がこのフォロワーの攻撃力未満であればリーダーに貫通ダメージが入るようになっています。

 

 相手フォロワーが体力1であれば5点ダメージがリーダーに貫通して入りながら6/3が盤面に残ります。7コストの機械フォロワーなので機械神によるサルベージと非常に相性が良く、相手リーダーの体力を削る力はかなり高いです。

反面相手の盤面にフォロワーがいなければただの7/6/3であり、高体力フォロワーとの相性が悪いなどやや相手依存な点が目立ちます。6/3というスタッツも軽量除去で捌かれやすい低体力で、継続して盤面を取る用途には向いていません。また全体的に翠嵐の斧使いと被っている要素が多く、コストの重さやリザのサーチの兼ね合いを考えると同時採用には少し慎重になりそうな気がします。

 

 状況次第で盤面処理をしながら高い火力を出すことができ、機械シナジーもあるため面白いカードですが、高コスト枠の中で競合するため採用できるデッキは限られてくるでしょう。ローテーション評価はB、アンリミテッド評価はCです。

2pickでは安定して単体処理できるものの、ダメージ効果が活きる場面が限られるうえ不利状況を覆すことは難しい効果であるため、優先度は高くないでしょう。2pick評価はBとします。

 

シルバーレア

フォレスト・コア

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ローテーション評価…C

アンリミテッド評価…S

2pick評価…C

 

 エルフのコアはフェアリーウィスプ生成効果です。

 

 3コストとやや隙は大きいですが、フェアリーウィスプを入手できる効果はOTKエルフにとって非常に大きいでしょう。同時にアリアの制限解除も行われるため、ウィスプを複数枚手札に加えることができるカードをデッキに6枚積めるようになりました。

3ターン目コア4ターン目アリアで動けた場合には6ターン目20点も充分可能です。ウィスプの入手手段が増えたことでウィスプを除去に吐き出したとしてもリーサルに向かえるチャンスが多くなるでしょう。

 

 相方の乏しいローテーションで使われることはあまりなさそうですが、アンリミテッドでの需要は相当に高くなると予想されます。ローテーション評価はC、アンリミテッド評価はSです。

2pickでは進化権がないと使えない3/2/2でしかないことが多いでしょう。アリアの旋風とセットで手札に来たら化けますが、2pickでは不安定が過ぎます。C評価です。

 

鉄弓の射手

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【ファンファーレ】相手のフォロワー1体に「自分の場の機械・フォロワーの数」の2倍のダメージ。

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…C

2pick評価…S

 

 単体除去内蔵の4/3/3で、機械を展開していればいるほど除去の打点が上がります。鉄弓の射手自体が機械なので単体でも2点ダメージが確約されています。

 

 スタッツが3/3なので鉄輪のゴーレムや剛拳の用心棒ほどのテンポを取ることはできませんが、4ターン目先攻に安定して相手の3コストを除去できるフォロワーです。6コストでマシンエンジェルと同時に動けば体力6まで倒せますし、機械ミノムシとも相性が良いです。

同コスト帯には強力な進化権能力を持つメーテラが存在し、後攻4ターン目であればこちらに軍配が上がるでしょう。基本的に鉄弓の射手は機械シナジーを活かしたデッキでの採用になるでしょうが、横に並べてもダメージ量が増えるだけの単体除去なので射手単体でも強い代わりに機械に寄せる恩恵はあまり高くないカードです。

 

 剛拳の用心棒が強かったのはNヴァンパイアが3ターン目までに強力なクロックが作れるデッキだったからという側面があり、このカードを活躍させるためには序盤から打点を出せる構築にしたいところでしょう。そのため機械ミノムシを採用した前のめりなデッキでの採用が検討されそうです。ローテーション評価はAとします。

アンリミテッドではアグロにもOTKにも採用しにくい能力で、リーダー打点にもならないため役割を持ちにくいでしょう。アンリミテッド評価はCです。

2pickではさすがに強力です。機械シナジーで高コストフォロワーを倒すことによるテンポでゲームを決める可能性もありつつ、非常に安定した除去内蔵カードとして採用できます。2pick評価はSです。

 

大自然の守護者

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【守護】

【ファンファーレ】【エンハンス:9】大自然の守護者1体を出す。相手のフォロワー1体を、次のターン攻撃不能にする。

ローテーション評価…C

アンリミテッド評価…D

2pick評価…A

 

 ジャングルの守護者がシルバーになって帰って来ました。疾走は無くなっています。

 

 5/4/5守護のフレンチ・バニラ(キーワード能力のみのフォロワー)は構築環境では大した扱いではありません。元カードのジャングルの守護者は10コストの8点疾走持ちフィニッシャーでありながら5コストとしても出せることが評価されていたのであって、9コストに下がっても肝心の疾走がなければさすがに厳しいでしょう。まぁ攻撃不能効果自体は決して弱いわけではないのですが…。

 

 4/5守護の2面展開自体は強く使えることがあるとはいえ、構築でシナジー無しに投入できるデッキはあまりなさそうに思えます。ローテーション評価はC、アンリミテッド評価はDです。

2pickでは5ppでも強く、もし9ppで着地すると制圧力が高いでしょう。返しのリーサルはほぼなくなるので4/5守護2体の強スタッツを押し付けられます。シルバーなので複数枚pickすることも可能であり、連打で不利状況も捲り得るカードです。2pick評価はAとします。

 

ブロンズレア

白華の弓使い

 

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 自分のターン中、自分の他のフォロワーが進化したとき、ランダムな相手のフォロワー1体に2ダメージ。

【ファンファーレ】【エンハンス:7】+3/+3して、ランダムな相手のフォロワー2体にそれぞれ2ダメージ。

 

ローテーション評価…B

アンリミテッド評価…B

2pick評価…A

 

 他のフォロワーの進化に誘発して、2点ダメージをランダムなフォロワーに飛ばす2/2/2です。エンハンスで7/5/5になり、ファンファーレでランダムな2体のフォロワーに2点ダメージを飛ばすことができます。

 

 各クラスに追加された進化誘発持ちの2コストブロンズですが、白華の弓使いは相手フォロワーを除去できる効果になっています。2/2/2フォロワーの持つ能力でフォロワーを倒すことができれば上々の成果です。

ただランダムダメージの誘発タイミングが進化直後なので、進化殴りでトレードする前にダメージが飛んでしまいます。そのため進化で一方除去するつもりだったフォロワーに当たってしまうと実質的に能力が意味のないものとなってしまう恐れがあります。2pickならともかく構築ではこの安定感のなさは大きな問題となるでしょう。

 

 ある程度運ゲーになっても除去性能を優先したいデッキであれば採用検討できますが、クリフトなどのような安定して仕事ができるフォロワーが優先されることも多くなるように思えます。ローテーション評価アンリミテッド評価ともにBです。

2pickではかなり強力です。2/2/2の時点で強く、テンポを取れる可能性があり、エンハンスも状況によっては有効活用できるので複数枚取っても嬉しいカードでしょう。2pick評価はAです。

 

森の隠者

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ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…C

2pick評価…B

 

 3/2/2で機械サーチ能力を持っています。

 

 エルフで確定サーチが活きるような単体で強い機械フォロワーはマシンランスエルフくらいしかおらず、それも確定サーチギミックを仕込むほどのカードかというと疑問です。マシンランスエルフならリザのラストワードでも簡単にサーチできるという話もあります。

基本的には機械シナジーをそれなりの枚数積んだデッキでのドローフォロワーとして採用することになりそうです。特に機械ミノムシを採用するようなデッキであれば手札消費が激しいためこのカードの有用性は高いでしょう。

 

 汎用的な能力なので今後のアディショナルカードや次弾カード次第で評価が上がる可能性は多々あるため注視したいところです。ローテーション評価はA、アンリミテッド評価はCです。

2pickでは鉄弓の射手を何枚取れているかでpick優先度が変わりそうです。機械ミノムシを取らされてしまうとかなりパワーが落ちる点には注意すべきでしょう。2pick評価はBです。

 

機械ミノムシ

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【ファンファーレ】ターン終了まで、手札の機械・カード(機械ミノムシを除く)1枚のコストを-1する。

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…C

2pick評価…C

 

 機械フォロワーと一緒にプレイすることで実質0コストで出せる1/1/1フォロワーです。マシンエンジェルのアクセラレートには効果が無い点には注意が必要です。

 

 手札消費は激しいものの2ターン目から実質0コストでプレイすることができ、クリフト等の効果の早期誘発も狙えます。リリィなどの全体バフとも相性がいいため、前のめりなデッキで有効活用できそうです。鉄弓の射手のダメージを増やす目的で使ってもいいでしょう。

 

 ローテーションでは機械を採用したエルフの序盤戦力として重宝しそうです。ローテーション評価はAとします。

アンリミテッドでは実質0コストになる性質を活かしたいところですが、OTKエルフではサーチの関係で採用しづらいためあまり悪用できません。能力を活かすにはそれなりの枚数の機械フォロワーを積む必要があるため使われることは少なそうです。アンリミテッド評価はCとします。

2pickではコンボのような使い方をしづらく、序盤に複数展開してアグロでガンガン攻めるプランも成立しにくいです。森の隠者のサーチも歪んでしまうためかなり取りたくない部類のカードだといえます。2pick評価はCです。

 

自然の導き

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自分のフォロワー1体か自分のアミュレット1つを手札に戻す。
カードを1枚引く。

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…-

2pick評価…B

 

 再録カードです。自己バウンス+1ドロー。

 

 対空射撃のスタン落ち以降、ローテーションにプレイアブルなバウンスカードが無い状況が続いていましたが、自然の導きが再録されました。バウンスによるテンポロスはありますが、ファンファーレを使いまわすことで疑似的にリソースを回復しながらカードを引ける効果は汎用性があります。アグロエルフでも全体バフファンファーレのリリィが使い回せることはかなりの恩恵になりそうです。リナ&レナを出し入れしてバーストダメージを出すこともできます。

 

 強さがある程度保証されているカードなので相性が良いデッキであればすんなり投入できるでしょう。ローテーション評価はAです。

構築ほどはシナジーを作れない2pickではテンポロスが問題になりやすいですが、新弾シルバーの大自然の守護者を10ppで出し入れするコンボが強力です。エルフであれば他にも相性の良いカードはpickしやすいため1枚程度なら充分使いこなせるでしょう。2pick評価はBとします。