マシンエンジェルの評価と活用方法の考察
ローテーション評価…S
アンリミテッド評価…S
2pick評価…S
このカードに関してはどう考えても書かなければならないことが膨大にあるので、個別記事を作成しました。
8コストフォロワーとしては6/6守護+1/1トークン2体の3面展開ができるファッティですが、アクセラレートによって1/1の機械トークンを2体召喚するスペルとして使うことができます。
1/1の2面展開という効果自体は、オースレスナイトや眷属の召喚が存在するように2コストスペルとしては適切なパワーですが、このカードの凶悪な点はニュートラルの、しかもアクセラレートスペルであること、しかもトークンにもスペル自体にも機械属性が付いていることです。
このカードが各クラスに与える影響を箇条書きにしてみました。
エルフ
- フェアリーサークル・フェアリーウィスパラーに比べてフェアリーを手札に加える操作が無い分展開速度が速い。
- ↑それによりアグロエルフの序盤が強くなり、4ターン目全体バフの威力が上がる。
- 3ターン目5/6エンシェントエルフが1コスト複数枚を絡めずに実現できる。
- リザ、ミニゴブの両方に引っかからない序盤フォロワーなのでOTKで採用しやすい。
- しかもニュートラルなので双撃の打点になる。
- 墓地が3つ稼げるため冥府エルフとも好相性。
ロイヤル
- トークンが1コストかつナイトじゃないのでレイサムの効果で疾走する。ナイトも2体出る。
- ヨハンのコストが1枚で2下がる。
- 3ターン目兎耳の従者で2ドロー。
- スパルタクス・イルミスナのサーチ対象にならない
ウィッチ
- スペルブーストできる2コストフォロワーである。
- 機械カードなのでテトラ及びその他機械フォロワーと相性がいい。
- 機械且つスペルなのでハイブリット構築の鍵を握る。
- マジックミサイルで1点を出せるため序中盤のトレードに使いやすい。
ドラゴン
- 2ターン目にプレイできる8コスト守護フォロワーなので単純にランプドラゴンと相性が良い。
- バイロンとのシナジーが強力。4ターン目後攻で4/4+2/2+2/2+2/2。
- リントヴルムの回数稼ぎが可能。
- 飛翔の竜人の自動進化をフォロワーをプレイしながら行える。
ネクロマンサー
- 2コストで墓地を3肥やせる。これによりすべてのネクロマンス効果について早期発動が狙える。
- 4ターン目に盤面を残しながらオルトロスでダメージを出せる。
- オシリスのリアニメイト1の空振りが減る。
- ケルベロスやグレモリー等の全体バフと好相性。
- つかの間の幸福から6/6守護として出てくる。
ヴァンパイア
- モノのファースト・ワンの条件達成に貢献する。
- 獄炎のデーモン、鉄刃の悪鬼とシナジーがある。
ビショップ
- 2コストで2枚のリモニウムの救済を入手できる。
- マシンファルコンのバフを受けることができる。
- 一枚で墓場を3稼げるのでヘクターの条件達成に貢献する。
ネメシス
- 操り人形で1点を出せるため1/1の2体展開は相性が良い。
- リーシェナのコスト軽減カウントを2稼げる。メイシアも同様。
- グライアスの威光の効果を最大限受けられる。
全クラス共通
…おそらくこれでもまだほんの一部だと思いますが容易に思いつく範囲でもこのように全クラスにシナジーがあります。
機械デッキであれば問答無用で3枚入れることになるのはもちろん、8コストフォロワーのエンハンスという通常の2コストフォロワーでない特殊なカードであることを多くのデッキで活用できます。墓場利用のしやすさも特筆すべきでスペルシナジーまである、とまさに八面六臂です。それでいて8コストでの合計スタッツが8/8/8で守護までついている、と何とも凄まじいカードです。
全クラス使える8コスト帯のカードでありながら環境最強の2コストカードだといえます。ローテーション評価アンリミテッド評価ともにSです。
2pickでも序盤札とフィニッシャーを兼ねられる機械スペルと申し分ない性能です。新弾ボーナスで機械シナジーを狙い易い間は特に強力でしょう。2pick評価もSとします。