ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

リントヴルムの評価

 

10/10/10 

・聖竜・リントヴルム
・邪竜リントヴルム
手札にあるとき、自分の残りPPが10で、自分がフォロワー以外のカードをこのバトル中に10枚以上プレイしていたなら【チョイス】したカードとしてプレイする。

 

※聖竜・リントヴルム

10/10/10 自分のターン終了時、自分のリーダーを5回復して、カードを5枚引く。

 

※邪竜・リントヴルム

10/10/10 【疾走】
このフォロワーは【守護】を無視してリーダーを攻撃できる。
このフォロワーは、フォロワーを攻撃不能

 

ローテーション評価…C

アンリミテッド評価…C

 

 

 10/10/10とキリの良い大型スタッツです。フォロワー以外のカードを10回以上プレイする条件を満たすとチョイスすることができます。聖竜・リントヴルムは回復&5ドロー、邪竜リントヴルムは守護貫通の代わりにフォロワー攻撃不可の10点疾走です。

 

 このカードは条件を満たせなければ10/10バニラなので専用構築が必要になります。フォロワーの採用を最低限にしてスペル、アミュレットを大量に積み込んだデッキで戦うことになりますが、それでも10枚というのは簡単な条件ではありません。PP加速のためのフォロワーは必ず必要になりますし、狂えるドレイクや大鎌の竜騎なども耐えるために必要となるのでフォロワーの数を極端に減らすことは難しいです。竜の闘気とサラマンダーブレスのスタン落ちも痛く、そもそも10カウントを満たせずに負ける試合も多くなると思います。

 

 そして、厳しい条件を満たしてこのカードを着地させたとしても、それで果たして勝ち切れるのかという問題があります。

聖竜・リントヴルムは確かに強力な回復+ドロー効果ですが、これによって直接勝ちに結び付く効果ではないうえに盤面干渉ができるわけでもありません。このカードの効果でドローしたカードはこのカードを起動させるためのスペルやアミュレットが多く、反転攻勢に出るのには適していないのも辛いです。

また、邪竜・リントヴルムは10点疾走ですが、10コストかけて盤面へ一切触れないため返しのリーサルが非常に怖く、またこれ一枚ではリーサルに手が届かないため次ターンに2枚目を出すか天窮の龍神などとコンボする必要があります。

 

 まとめると、このカードは厳しい条件のわりに得られる報酬が釣り合っていないカードのように思えます。素直に大型フォロワーを積んでランプの利点を活かした構築にした方が安定するのではないかという気がしますし、邪竜・リントヴルムを出せるような1ターンの余裕があるのであれば条件の無い無謀なる戦も置けるわけです。このカードのおかげで勝つ試合もあると思いますが、どちらかというとロマンデッキなのではないかと考えています。ローテーション評価はC、アンリミテッド評価もCです。