ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

絢爛の紡ぎ手・コルワの評価

 

5/4/4 【ファンファーレ】このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン開始時、フィル1枚を手札に加える。直前の相手のターン中に自分のリーダーがウケた合計ダメージが4以上なら、1枚ではなく2枚手札に加える」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。
【エンハンス】8;フィル3枚を手札に加え、自分のPPを3回復。

 

※フィル 

1コストスペル 自分のフォロワー1体を+0/+1する。
自分がこのバトル中にプレイしたフィルが(このカードを含めず)4枚以上なら、そのフォロワーは「1ターンに2回攻撃できる」を持つ。

 

ローテーション評価…S

アンリミテッド評価…C

 

 

 毎ターン手札に1コストバフカードであるフィルを加える永続効果をリーダーに付与します。自リーダーへのダメージに応じてフィルを得る枚数が増える効果は、グラブルでのコルワのサポートアビリティの再現だと思われます。重複しないリーダー効果付与カードですがエンハンスによってフィルを補充できるため2枚目以降にも仕事を持たせることができるでしょう。

 

 フィルは毎ターンのドローステップの前に手札に加わり、リーダーへダメージが入ると入手する枚数が増えるため、手札が溢れるリスクがあります。そのため終盤を高コストのエンハンスで決める既存の構築とはあまり噛み合わなさそうな効果だといえますが、ジャングルの守護者やクリスタリア・エリンのスタン落ちによってミッドレンジエルフは方針転換を迫られているため採用枠の問題はあまり無いように思います。

フィルの効果は4枚目までは体力バフ効果のみで、5枚目以降から2回攻撃が付与されます。永続的に1コストのバフスペルを手札に加える効果によって従来安定しにくかった2回プレイ条件のカードやバフ条件で誘発する能力を持つカードが使い易くなります。同時に追加されるセルウィンのダメージ効果やフィトのドロー効果によってアドバンテージを取る戦い方ができそうです。

2回攻撃付与は更に汎用性が高く、疾走付与できるホワイトヴァナラを筆頭に突進持ちの翠嵐の斧使いや雪原の戦士、ドレイン持ちで自身のスペルで突進や疾走を付与できるユグドラシルなど強力な動きのできるカードが複数存在します。イピリアやオウルマンのような高攻撃力の潜伏持ちともシナジーがあり、X=5のフェアリードラゴン2体と森羅の怒り+2回攻撃フィル2枚でOTKできる点も面白いです。

 

 手札を埋めてしまいやすい関係上専用の構築が求められる上に今までの中速エルフデッキとは全く異なった性質のデッキになるため具体的な強さを推し量りにくいカードです。しかしフィルが中盤以降PPを使いきる動きを実現しやすく手札溢れにさえ気をつければ除去ケアや有利トレードなど非常に柔軟性のある動きを保証してくれるため、コルワエルフは強力なアーキタイプの一つとなるのではないかと考えています。ローテーション評価はSです。

アンリミテッドではOTKに採用するには5/4/4がやや悠長で、打点も従来のリノセウスバウンスで足りているため、わざわざフィルを4枚消費して2回攻撃を付与する必要性が薄いです。中速以降のエルフでもエリンやジャングルの守護者が使えるため、それらの1枚で強いパワーカードが優先されることになりそうに思えます。アンリミテッド評価はCです。