不殺の刻印の評価

0コストスペル　攻撃力0以下の相手のフォロワー1体を消滅させる。
カードを1枚引く。
【エンハンス】6；攻撃力0以下ではなく、（攻撃力にかかわらず）相手のフォロワー1体を消滅させる。

ローテーション評価…B

アンリミテッド評価…B

　攻撃力0のフォロワーを0コストで消し飛ばすことができます。0コストスペルで1枚ドローできるという情報だけを見ればOTKエルフ歓喜といえますが、残念ながら相手が攻撃力0のフォロワーを出していないと撃つことができません。またエンハンスですべてのフォロワーを対象に取ることができるようになり、6コストで破邪の光+1枚ドローのような効果のスペルとして扱えます。

　攻撃力0のフォロワーは通常のデッキではまず採用されていないので、基本的にはデバフと組み合わせてコンボで運用するカードになるでしょう。不殺の従者とのコンボでは攻撃力1のフォロワーしか処理できませんが、不殺の信者と使えば攻撃力4のフォロワーを消し飛ばすことができるようになり、シャムのまなざしを使えば最大で攻撃力8のフォロワーを消滅させることが可能です。

0コストスペルでドローしながらテンポの取れるカードのため、決まりさえすればかなりインチキじみた処理が可能になります。しかし現状のカードプールではまだ構築級の攻撃デバフカードが少なく、最大限のポテンシャルを活かすことは難しいでしょう。エンハンスでドロー付きの確定消滅となり、またシャム&シャマは低速デッキであれば自然に採用できる性能を持っているため、エンハンスでの利用を許容できる低速デッキでの運用が主となりそうです。

　0コストで撃てるドロー付きの除去カードなので有力なシナジーカードが一枚でも増えれば全く違う評価になる可能性は大いにありそうです。ローテーション評価はBとします。

アンリミテッドでは絡みつく蔦とのコンボで1コストで進化骸の王まで消し飛ばすことができます。1コストで2回分のプレイ回数を稼ぎながら相手フォロワーを除去できるためOTKエルフとの相性も良好です。ただ絡みつく蔦自体が単体性能の低くあまり使われないカードで、1枚で使えないカード同士のピーキーなコンボとなってしまう懸念があります。フロントガードジェネラルを一発で取り除けるなどこのコンボにしかないメリットもあるため選択肢の一つとして覚えておきたいところです。アンリミテッド評価もBとします。