ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

外界の理の評価

 

6/6/6 【ファンファーレ】 自分のデッキのカードすべてを消滅させる。ミスティックアーティファクト10枚とレディアンアーティファクト10枚とプライムアーティファクト10枚をデッキに加える。

 

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…C

 

 

 十禍絶傑のアディショナルカードが公開され始めました公開されたときに下書きを書いていたのになんでこんな時期まで投稿していないんですかねこの人。今回も全カードに評価をつけていくつもりですので読んでいただけると幸いです(9月の新カード評価が数枚抜けているのは見なかったことにしてください)

 

 アディショナルカードのトップバッターは、ネメシスのレジェンドフォロワー「外界の理」です。このカードはファンファーレで自分のデッキを全て消し飛ばし、ミスティックアーティファクト(3/2/3守護+1ドロー)、レディアンアーティファクト(5/4/3疾走+ラストワード1ドロー)、プライムアーティファクト(7/5/5ラストワード復活)をそれぞれ10枚ずつデッキにぶち込みます。レジェンドらしい豪快なテキストですがスタッツが6/6/6と強力である点も見逃せません。

 

 このカードの能力はサタンのように、自分のデッキをいったん空にしたうえで再構築します。そのため軽量アーティファクトを埋めてサーチカードで呼び戻すような、従来のアーティファクトネメシスの戦略とは全く違ったスタンスのカードだといえます。

新しく作られるデッキに入っているアーティファクトは一枚一枚のカードパワー自体が同コスト帯の標準的なフォロワーよりも高くなっています。なので6ターン目にこのカードをプレイして7ターン目以降をそれらのアーティファクトで戦うだけでもある程度は戦えそうです。特に2Pickではかなりの強力レジェンドになるでしょう。

しかし新しいデッキのうち、3分の1は出したターンに盤面干渉できない7コストのプライムアーティファクトであり、小回りが利きにくいため不利状況を捲ることは期待しづらいです。構築戦で外界の理を活躍させるためにはデッキ操作の活用方法を考えておく必要があります。

 

 外界の理は、元のデッキのカード全てを捨てアーティファクトカードに入れ替えるという性質上悪用する手段がいくつかあります。

たとえばデッキをリフレッシュできるフォロワーなので、このカードさえ引くことができればかなり前のめりなマナカーブの構築でも許容できそうです。軽量カードで手札をガンガン使って攻め立てておいて、6ターン目に外界の理でデッキ修復、以降はレディアンアーティファクトの疾走や場持ちの良いプライムアーティファクトで削り切るデッキが組めるかもしれません。外界の理を出した後はアーティファクトスパークを毎ターンプレイできる点も面白そうです。

また外界の理をプレイしたあとは毎ターン3コスト以上のアーティファクトをドローできるため、クリスタルキャノンとの相性が抜群です。アーティファクトを引いたそばから盤面に投げつけるだけで無料の3点火力が飛んでいくため、二枚コンボが成立しさえすればかなりの制圧力が期待できます。

 

 単体でデッキ構築を全否定するような効果であるにもかかわらず、うまく使いこなすには専用構築が求められる不思議なカードです。アグロネメシスかキャノンネメシス、またはそのハイブリット構築が本命だと考えていますが、スタッツが恵まれている点が偉いのでtier1ではないにしろローテーションで戦えるデッキになる可能性は充分あると踏んでいます。ローテーション評価はA、アンリミテッド評価はCです。