真紅のローズクイーンの評価
8/6/6 【守護】【ファンファーレ】自分の手札の元のコスト2以下のヴァンパイア・カードすべてを、真紅の一撃に変身させる。
ローテーション評価…B
アンリミテッド評価…C
ヴァンパイアクラスになったローズクイーンは、手札の2コスト以下のカードを3点スペルに変えるようになりました。本体のサイズも上がって守護が付き、スペルにも回復効果がおまけでついてくるため全体的に強化されています。
ヴァンパイアは手札へトークンを加えることのできるクラスではないので、2コストのカードは基本的にデッキに入っているカードである必要があります(双石や毒蛇の一噛みなどの例外はありますが割愛します)。そのため2コスト以下のカードを大量に採用したうえでドローを回すことが求められます。
その性質上純コントロールデッキにはなりにくく、ローズクイーンの着地までは低コストのカードを中心に戦っていくことになりますが、その戦術とローズクイーンの8コストという重さは噛み合っていません。
また旧バージョンにも言える欠点ですが、苦労して真紅の一撃を生成してもその次のターンにリーサルが取れなければ、その打点スペルをフォロワーに撃たざるをえなくなり自分のリーサルが遠ざかってしまいます。リーダーに撃てないならただの2コスト除去スペルでしかないためリソース切れも心配です。
そこそこのサイズの守護+手札の不要牌交換としては役割を持てますが、結局のところ軽量カードを積み込んだデッキのフィニッシャーとしては重く、コントロールデッキで採用してもファンファーレが活かしにくいです。このカードを主軸としたデッキが組めるほどの力はなさそうに思えます。ローテーション評価はB、アンリミテッド評価はCです。