魔女の一撃の評価

2コストスペル　相手のフォロワー1体に3ダメージ。

土の魔片1枚を手札に加える。

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…A

　第11弾カードパックでようやくウィッチ初の2コスト3点スペルが登場しました。おまけ効果として土の魔片を手札に加えることができます。シンプルなスペルですが、土の魔片が手札を圧迫するため純スペル軸のデッキでは採用しにくくなっているところに調整の跡を感じます。

　土の印を消費できるデッキならメリット付きのの2コスト3点スペルとして使っていくことができます。スペルなので始祖マナリアの能力も乗りますし、今まで土の印なしのグランドスピアで倒せなかった体力3フォロワーも倒せるようになります。

　地味ながら秘術デッキにとっては嬉しい強化だといえるでしょう。オリハルコンゴーレムの追加で秘術軸も復興の兆しが見えるので期待したいところです。ローテーション評価アンリミテッド評価ともにAとします。

セイントガンナー・コレットの評価

2/2/2　【ファンファーレ】「僧侶の聖水1枚を手札に加える」「ランダムな相手のリーダーか相手のフォロワー1体に1ダメージ」の中から、ランダムに1つの能力が働く。

ローテーション評価…A

アンリミテッド評価…B

　2/2/2の標準スタッツで、ファンファーレでリーダーを含めた敵へのランダム1ダメージか僧侶の聖水を手札に加える効果のどちらかが発動します。

あまり脈略のない二種類の能力ですが、どうやら神撃のバハムートのキャラクターからのトップダウンデザインのようです。聖水入りの弾を扱う銃士だけど、ヘタクソだからどこに飛ぶかわからない…という設定が反映されています(神バハをやりこんでいるわけではないので詳しくはゲームを参照してください。元ネタを教えて下さったこまさんありがとうございます)。

　それぞれの能力は2/2/2スタッツのフォロワーのファンファーレとしてはかなり優れた性能です。ダメージと聖水の2択と敵リーダーとフォロワーの2択に勝たないといけないので相手フォロワーが一体だとしても相手の体力1フォロワーを除去できる確率は1/4しかないですが、そもそも2ターン目に相手フォロワーを一方的に倒せる可能性のある2/2/2はこれとマキナサーヴァントしか存在しません。

僧侶の聖水を手札に加える能力も強力で、2/2/2のフォロワーによってリソース回復ができます。合計するとレディアントエンジェルに近いですが、1コスト軽いうえに聖水は次ターン以降に温存もでき、フォロワー回復も可能なので使い勝手はこちらの方が数段上です。

　唯一かつ最大の問題はどちらが発動するかがランダムであるという点です。聖水補充効果はだいたいいつ引いても強いですが、ランダム1点ダメージは刺さる状況が限定され、特にリーダーに飛ぶと辛いです。1/2でしか聖水を獲得できないので回復シナジーを使うデッキでは確実に回復カードを手に入れられるカードが優先されるかもしれません。

　とはいえ2/2/2としてはかなりOP気味の能力なので、ポテンシャルはかなり高いカードです。現状のビショップの最有力アーキタイプが無駄カードの入る余地が少ない聖獅子ビショップなので使われるとしたら他のデッキの台頭が必須ですが、リソースやテンポをぶつけ合うビショップデッキができれば充分な採用選択肢になるのではないかと考えています。ローテーション評価はAです。

アンリミテッドではカード一枚一枚に明確な役割が求められがちで、ランダムゆえに安定した仕事をしにくいこのカードの優先度はローテーションよりも落ちるでしょう。天狐ビショップでクルトOTKを重く見るのであれば4枚目以降の聖水枠としての採用はあり得るかもしれません。アンリミテッド評価はBとします。