ツタンカーメンの評価

6/6/4　【ラストワード】破壊される直前の体力が2以上だったなら、ツタンカーメン1体を出し、体力を1にする。

ローテーション評価…C

アンリミテッド評価…D

　6/6/4とやや低めの体力ですが、相手に2手以上での処理を強要できる効果になっています。ラストワードが発動すると6/1のツタンカーメンが復活するため、盤面にフォロワーが残っていないとうまく処理できない状況もなくはなさそうです。

　しかし、このカード自体が進化抜きでは盤面干渉力がなく、進化するにしても攻撃力4以下のフォロワーを殴らないとラストワードが発動しない状態になってしまいます。ビショップは進化権のない状態で盤面に触る手段が限られるため、このカードをきれいに使える状況に持っていくのは結構難しいと予想できます。

加えて現状のメタであるロイヤル、ネメシス、エルフに対してこのカードはあまり強くなく、茨で簡単に処理されたり盤面に残ったフォロワーをぶつけられたりエンシェントアーティファクトで体力1にされたりと散々です。ビショップの最も有力なデッキである教会ビショップに入らないカードである点も評価を下げています。

　ヘヴンリーナイト7点を放棄してまで使うほどのカードパワーは無いと思われますし、このカードの処理に困る事態は構築ではそこまで期待できないでしょう。ローテーション評価はC、アンリミテッド評価はDです。

宵の吸血鬼・ヴァーニアの評価

2/1/1　

・白夜の吸血鬼・ヴァーニア
・真夜中の吸血鬼・ヴァーニア
手札にあるとき、自分の残りPPが2以上で、復讐状態なら【チョイス】したカードとしてプレイする。
【ファンファーレ】フォレストバッド1体を出す。

※白夜の吸血鬼・ヴァーニア

2/1/1　自分の場にフォレストバットが出るたび、自分のリーダーを1回復。
【ファンファーレ】フォレストバット1体を出す。

※真夜中の吸血鬼・ヴァーニア

2/1/1　自分の場にフォレストバットが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。
【ファンファーレ】フォレストバット1体を出す。

ローテーション評価…B

アンリミテッド評価…B

　眷属の召喚互換の性能ですが、本体は蝙蝠シナジーを受けることができません。その代わりに復讐条件で本体が蝙蝠をトリガーとした回復またはバーン効果を持つことができます。

　チョイス後は2コストヴァンピィに近い効果を持ちますが、復讐条件がネックです。復讐ヴァンパイアで蝙蝠シナジーを十全に活かすことはなかなか難しく、ヴァルツによる発動を狙うと盤面がかなり狭くなるため蝙蝠を何度も出して効果発動を狙うことは難しくなります。血統ヴァンパイアでも本体で1枠盤面を埋めてしまう点が厳しいです。

　素の性能自体は及第点であり、復讐状態もヴァルツを採用しさえすれば簡単に満たせるため2コストの選択肢には入りそうですが、蝙蝠軸と復讐軸をつなぐようなカードがヴァンピィ以外にも追加されないと積極的な採用枠にはなりにくいカードだと思います。ローテーション評価アンリミテッド評価ともにBです。