憤怒の竜帝・乙姫の評価
7/3/4 【アクセラレート 1】竜帝の近衛兵一体を出す。
【ファンファーレ】竜帝の近衛兵を場が上限枚数になるまで出す。(上限は5体)
ローテーション評価…C
アンリミテッド評価…B
STD環境初期の代名詞的カードであった海底都市王・乙姫の次元歪曲リメイク版です。クラスはドラゴンになり、コストが1上がった代わりにお守り隊トークンが1/1突進の近衛兵トークンになりました。またアクセラレートで近衛兵トークンを単独で出すことができます。
まず6コストフォロワーと7コストフォロワーでは求められる仕事量に雲泥の差があります。突進トークンで盤面を処理しても4点出して盤面に3/4しか残らないのではカシオペア等と比べるまでもなく7コストフォロワーの仕事としては寂しいです。また空盤面でプレイできたとしてもトークンは体力が1なのでガルミーユなどの1点AoEに一掃されてしまいます。
1コスト上がっているのに合計スタッツが下がっているというのは悪い冗談ですし、ナーフ前アーサーやキングスノーマン、新ジルニトラのような類似カードと比べても不満を感じる能力です。一応ドラゴンでもギルネリーゼが使えるため横並べ→全体バフの動きは可能ですが、それならマナカーブの良い旧乙姫のまま移植して欲しかったなぁと思ってしまいます。
ただアクセラレートの効果は1/1/1突進をスペルで出せるので、リントヴルムドラゴンやアンリミテッドでの原初ドラゴンで採用可能です。1コスト効果をメインで考えるデッキであればカード一枚で横展開できる7コスト能力も活きてくるでしょう。ただし単なる除去としては既に炎爪ブレブレが揃っているためフォロワーを出せることを活かせる構築であることが必須条件になります。
アンリミテッドであれば1コスト能力持ちのフォロワーによって原初を起動できるので採用選択肢に入ってきそうです。ローテーションでは原初はスタン落ちしてしまうためリントヴルムドラゴンだとしても炎爪ブレブレを積んだうえでの選択肢になるでしょう。どちらにせよ7コスト効果はおまけとして考えて、構築段階では1コストスペルとして計算するカードだとみなすべきです。ローテーション評価はC、アンリミテッド評価はBです。