ユグドラシルの評価
7/2/6
・万象の加護
・森羅の怒り
【ファンファーレ】【チョイス】したカード1枚を手札に加える。
【ドレイン】
※万象の加護 0コストスペル
カードを2枚引く。
【エンハンス】2;このターン中にカードをプレイした枚数を+2する。
※森羅の怒り 0コストスペル
自分のフォロワー1体は+1/+0されて、突進 を持つ。
【エンハンス】4; その後、自分のフォロワーすべては疾走 を持つ。
ローテーション評価…S
アンリミテッド評価…A
7/2/6と4.5コスト相当のサイズですが、ドレイン効果を持っています。それに加えてファンファーレで二種類のスペルから選択して手札に加えることができます。
トークンスペルは両方とも0コストで、ユグドラシルを出したターンに即座に使用可能です。万象の加護であれば7/2/6ドレイン+2枚ドロー、森羅の怒りであれば7/3/6突進ドレインとみなせます。この動き自体も相当優秀な動きであり、特に進化権が切れた後でも突進ドレインで盤面干渉+回復をこなせる点が素晴らしいといえます。
また、トークンスペルを次ターン以降に温存できた場合の恩恵が大きいです。アンリミテッドであれば万象の加護エンハンスによって2コストで盤面を埋めずにプレイ回数を3稼ぐことでリノセウスの打点を上げるとともにバウンスカードやリノセウスを引きに行くことができます。
森羅の怒りエンハンスによる全体疾走付与はわかりやすく強力で、適当な低コストフォロワーと組み合わせることでバーストダメージを出せるだけでなく、フェアリードラゴン等と組み合わせてOTKを狙うデッキも考えられるでしょう。事前準備が必要でロングゲームにならないと決まりにくいものの、デッキへの負荷の少ないOTKコンボはローテーションではとても貴重です。アンリミテッドでは古き森の白狼が使えるので更に幅が広がり、深き森の異形やキングエレファントとのコンボを9ターン目に決めることも可能です。Nエルフでて採用するとビューティー&ビーストを疾走させることもできます。
ビートダウンに強いドレイン効果とコントロールに強いスペル供給を併せ持ち、非常に対応力の高いカードだと言えます。大打点の出せるフィニッシャーであった白狼のローテ落ちもあり、ローテーションにおける中速低速のエルフではほぼ3枚採用されるフォロワーになるのではないかと考えています。ローテーション評価はSです。
アンリミテッド環境に関してはOTKエルフでの採用も考えられるものの、ビートダウン対策だけであればエリンカシオペアのほうが軽いぶん使い易いでしょう。また、万象の加護エンハンスによるOTK補助の役割を担わせるのであれば結局隙消しのために進化権が必要になるため、アリアやエルフプリンセスメイジ、フィーナ等に加えてこのカードまで積む枠があるかはよく検討する必要がありそうです。
白狼エルフでは似た用途で採用できるカードも多く、環境全体のコントロールデッキの選択肢自体も広がるので安定した採用枠とまでは言えないでしょう。評価はAです。