ミチタのシャドバ備忘録

使ってるデッキ、新弾評価など

開闢の予言者の評価

 

20/20/20 【アクセラレート】10;カードを1枚引く。開闢の予言者1枚をデッキに加える。自分のPPを9回復。
【直接召喚】自分のターン終了時、このバトル中に、自分が元のコスト1、2、3、4、5、6、7、8、9、10のカードをプレイしていたなら、このカードを1枚、自分のデッキから場に出す。
このフォロワーは、相手の能力で選択できず、カードの能力によって破壊されない。(攻撃によるダメージや、能力によるダメージでは破壊される)

 

ローテーション評価…C

アンリミテッド評価…B

 

 

 新弾のカードの中でも能力のぶっ飛び具合では一二を争うでしょう。20/20/20という理性が飛んだようなスタッツとコストをしており、通常のプレイではコストを支払って盤面に出すことは不可能です。盤面に出すには基本的には直接召喚を利用するしかなく、自分が元のコスト1~10までのカードをプレイするとそのターンの終了時にデッキから顕現します。選択不可と破壊無効がついており、一度盤面に出ると対処は困難…と見せかけて、テミスの粛清、変異の雷撃、根源への回帰などで対処可能です。

 

 一度攻撃できれば即勝利で除去耐性持ちという強烈なフォロワーだけに正規の方法で召喚するには非常に厳しいハードルを越えなければなりません。元コストを参照するためフレイムデストロイヤーや炎の握撃で高コストの条件は達成可能ですが、それでも10種類のカードをプレイする必要があります。

そもそもローテーションでは6,7,9コストあたりでスペルブーストでコスト軽減できるカードがなく、マナリアシナジーでコストの下がるアンはいるもののかなりごちゃごちゃしたデッキにならざるを得ません。召喚ターンも必然的に遅くなり、そもそも特定のコスト帯を全く引けずに頓挫してしまうこともありそうです。

アンリミテッドではスペルブーストカードのみで高コスト帯を補えるため召喚は現実的になりますが、フレイムデストロイヤーに握撃、キマイラに魔法剣、刃の魔術師などをことごとくプレイしていることが条件なので、それだけブン回っているスペルウィッチにそもそも開闢の予言者が必要なのかという根本的な疑問があります。上述の通り意外と開闢の予言者に対処できるカードは存在するため返されてしまうと悲しいことになります。

実は正規の召喚方法以外にも、手っ取り早くジンジャー経由で召喚するという身も蓋もない手段が存在します。高コストまで網羅したデッキなので、ジンジャーを何らかの形で返されたときに直接召喚による正規ルートでの着地も狙えるのが面白いです。とはいえ9ターン目まで攻め手段に欠けるデッキになるのでアンリミテッドではやや遅めでしょうか。

 

 正直ローテーションで召喚を目指しても労力に見合っているとは言い難く、アンリミテッドなら召喚自体は狙えても他のデッキに勝てるかは別問題になりそうです。ローテーション評価はC、アンリミテッド評価はBとします。